工作機械のスピンドルを短時間で修正可能な「SERUKEN®」がHSK規格への対応を拡大

■株式会社向井製作所

広島県広島市で切削と研削を組み合わせた精密部品加工や複雑形状の鋳物の切削加工を行いながら、「SERUKEN®」(セルケン)の名称で工作機械の主軸スピンドル修正サービス「セルフ研磨」を展開する株式会社向井製作所が、量産部品加工向け専用工作機械に採用されているHSK規格の対応を拡大しました。

■セルフ研磨とは

セルフ研磨とは頻繁に工具交換を行う工作機械の主軸(スピンドル)の内面のテーパー部が摩耗することで発生する工具テーパーとのガタが原因となる精度不良や仕上げ面のビビりなどを、主軸テーパー部を研磨にて修正することで解消するサービスです。

従来の主軸テーパーの修正は主軸の分解を基本とし、取り外した部品をメーカーへ発送して修正となるなど、とにかく時間も費用も掛かる修理となっていましたが、同社のセルフ研磨サービスであれば専用の機材を持ち込んで行う出張修理なので、分解やメーカーへの発送の手間もなく、修正完了までに掛かる時間も費用も削減できると好評を得ており、同社は「SERUKEN®」(セルケン)として商標登録しサービスを展開しています。

■量産部品加工向け工作機械のHSK規格テーパーへの対応

同社の「SERUKEN®」はNCフライス、マシニングセンター、五面加工機、横中ぐり盤、ターニングセンターといった工作機械のテーパー部について通常仕様のNT BT MTのほか、二面拘束仕様のBBTなどのテーパー規格に対応していましたが、量産部品加工専用のマシニングセンターなどで採用されているHSK規格のテーパーについての修正対応の範囲を拡大させました。

HSK規格のテーパーについては、その形状や機構はもとより形状自体もメーカー毎で異なる場合があり、対応が難しい規格となっています。
同社では現物や適切な映像・画像確認・ヒアリングなどにより損傷具合も含め状態を把握、HSKテーパーの設計上の特性や実績豊富な知見から修正可否の判断や提案などを行っています。

この度のHSK規格の対応拡大に合わせ「SERUKEN®」の名称と共に自動車関連で使用される量産部品加工向けの専用工作機械へのサービス拡大と認知度向上を目指しています。

■工具テーパーのメンテナンスで更なる精度回復

また、同社は主軸側だけでなく工具側のテーパーメンテナンスサービスも開始しており、ツールホルダーの錆や汚れなどを研磨にて除去、精度を回復させるテーパークリーニングも展開しています。
こちらはBT30~50規格のツールホルダ―に対応しており、同社「SERUKEN®」と合わせて、多くの製造業から問合せが届いています。

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