■製品の加工に使用する電気を発電でまかなう
広島県広島市でパイプ曲げ加工品を得意とし、建設機械部品などの製作を手掛ける松尾工業株式会社が宮野工場へ太陽光発電設備を設置しました。
機械設備を稼働させることにより素材を加工し製品をつくる製造の現場では実に多くの機械設備を使用して一つの製品がつくられるため、日々大量の電気を使う必要があります。今回同社が導入した設備は自社にソーラーパネルやパワーコンディショナーなどの設備を設置することで太陽光によって電気をつくり、その電気を自社で使用する設備を動かすために利用する自家消費型と呼ばれるもの。
発電できる電気の量は設置するソーラーパネルの面積や日照時間などの様々な条件によって変わり同社の設備・条件の場合、日々の電気使用量の全てをまかなうことはできないそうだが、それでも相当量の使用電気をまかなうことができるのだとか。
そして発電設備を備えるということは平時のコスト削減のほか、発電が可能となる日中には災害などの緊急時でも電源を確保できるというメリットもあり、BCP 対策の一環としての側面もあります。
■SDGs への取り組みにも
またBCP 対策と同じく昨今様々な企業で取り組みが行われているSDGs についても今回の太陽光発電は関連性が非常に高く、再生可能でクリーンなエネルギーである太陽光発電の設備を設置したことで、これを機に同社ではSDGs 宣言を予定。
投資金額はそれなりに大きなものとなった設備ではあるものの、【自社コストの削減】【BCP対策】【SDGs への取り組み】と受けられるメリットの大きさと時代の流れにあった取り組みとして今回の設備は大きな価値があったようです。
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