株式会社宮谷精工は、中国地方のほぼ中央に位置する北広島町にあります。この町は中国地方で最大の広さを誇り、豊かな自然と田園文化が特徴の町です。また、東西および南北を結ぶ高速道路の結節点として重要な役割を果たしています。そんな環境の中、最先端のマシニングセンター、複合旋盤、NC旋盤を活用し、アルミ、銅、真鍮、ステンレス、鉄、合金など多様な金属に対応した高度な加工技術を提供する企業です。各種金属に対する高い技術力と柔軟な対応で、お客様の多様なニーズに応え続けています。
宮谷社長は、小さなころから物づくりをされていた祖父母のもとで育ち、楽しさや厳しさを学びました。2012年の独立以降も数々の難題や課題に挑戦をくり返し乗り越えてきました。物づくりが好きな仲間や素晴らしいお客様に恵まれ、そのおかげで成長してきたことは、何ものにも代え難いことです。「製品が誰かの役に立ち、お客様に満足していただけることが何よりの喜び」だと宮谷社長は語ります。この喜びを原動力に、これまで培った技術と若い力を活かし、お客様のニーズに応え続ける企業を目指して、日々努力を惜しまず邁進しています。
自動車製造に欠かせない精密機械部品の加工を中心に行っており、最先端の工作機械を駆使し多様なニーズに対応しています。同社が手掛ける部品は、安全な車両製造に必要不可欠な高品質の精密部品です。最近では、EV(電気自動車)化が進む中、要求される公差はミクロン単位になることもあるそうで、従来の方法や常識にとらわれない柔軟な対応が求められています。
また、食品製造の分野では、機械部品の基盤となる金型の製造を手掛けています。機械設備の樹脂部品を製造するための金型やプレス加工用の金型を製造しています。これらの金型は、食品製造の過程で使用されるため、その精度と品質は消費者の安全に直結します。消費者の皆さんが安全に食品を楽しめるよう、高い衛生基準と安全性を保っています。
他に、現代社会の経済活動に不可欠な半導体製造において、ナノレベルの精度を求められる精密部品を供給しています。徹底した衛生管理と品質管理が行われており、高品質の半導体を製造するための基盤がしっかりと整えられています。取材を通じて、同社の精密な技術力と品質へのこだわりが強く感じられました。宮谷精工の取り組みが、未来の情報化社会を支える重要な役割を果たしていることは間違いありません。
同社はスポット部品の仕事を主に手掛けています。量産品の受注があれば、経営者としては喜ばしいですが、これまではそうした機会にあまり恵まれませんでした。しかしこの企業の強みは、どの業種に対しても柔軟に対応できる点です。そのニーズに応じた技術を提供することで、他社との差別化を図っています。今後も、多様な業界との新規取引を通じて、さらなる成長を目指します。
先日、護衛艦の補修部品を短納期で仕上げるという重要な仕事を請けました。やはりスポット部品ですが、護衛艦が出航するために不可欠なもので、納期に間に合わせるために大変な苦労を伴いました。やっとの思いで無事に完成し、護衛艦が予定通り出航できたというニュースがメディアで報じられました。その部品がなければ出航できなかったという責任感と、それを達成できた喜びを感じています。小ロットでも質の高い部品を提供する技術力とチャレンジ精神でこれからも機動力を発揮していきます。
「少子化が進む中、若い働き手の減少を危惧している」と宮谷社長は話します。のため、最新鋭の工作機械を導入し、製造工程の自動化を進めることで省人化を進めていこうと考えています。自動化技術を活用することで、限られた人材でも高い生産性を維持し、品質向上とコスト削減の両立を図る構想です。この取り組みにより、労働力不足の解消を目指しつつ、今後の持続的な成長を見据えた経営戦略を展開していきます。
3つの強み
- 技術力:積極的な技術向上と設備投資により、お客様のニーズに的確に応えること
- 機動力:ポジティブ思考と緊密なチームワークで、不可能を可能にするチャレンジ精神
- 小ロット対応:他社が断るような複雑な加工や特急対応に積極的に挑戦してきた技術者としての誇り
主要製品
- 自動車製造機械部品
- 食品製造機械金型部品
- 半導体部品
- 船舶部品
- 建設重機機械部品
仕事量予測情報
今後3ヶ月間 | 4ヶ月目以降 |
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表は工場の稼働率を表しています。 80%以下 80~100% 100%以上
主要顧客・業界
- 自動車部品業界
- 食品製造金型部品業界
- 半導体部品業界
- 船舶部品業界
- 建設重機部品業界
主要設備
名称 | 代表メーカー | 代表型式 | 能力・特徴 | 台数 |
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マシニングセンター | FANUC | α-21MIA | ストローク(mm)X500 Y400 Z330 | 1 |
マシニングセンター | OKUAMA | MX-45VA | ストローク(mm)X560 Y460 Z450 | 1 |
マシニングセンター | MORI SEIKI | nv-5000α1 | ストローク(mm)X800 Y500 Z500 | 1 |
マシニングセンター | MORI SEIKI | mv-55 | ストローク(mm)X1050 Y550 Z500 | 1 |
マシニングセンター | MITSUBISHI | M-V60E | ストローク(mm)X1000mm Y600mm Z650mm | 1 |
マシニングセンター | MITSUBISHI | V500 | ストローク(mm)X800 Y500 Z500 | 1 |
マシニングセンター | MAKINO | V56i | ストローク(mm)X900 Y550 Z450 | 1 |
複合旋盤 | MAZAK | INTEGREX 200-ⅡY | 最大加工径:Φ540/最大加工長:1018mm | 1 |
複合旋盤 | MAZAK | QUICK TURN 200M | 最大加工径:Φ350/最大加工長:541mm | 1 |
NC旋盤 | OKUMA | LCS-250 | ストローク(mm)Φ270×280 | 1 |
NC旋盤 | OKUMA | LB-25 | ストローク(mm)Φ320×500 | 1 |
NC旋盤 | OKUMA | LB-15Ⅱ | ストローク(mm)Φ250×700 | 1 |
NC旋盤 | OKUMA | LB-400 | ストローク(mm)Φ420×650 | 1 |
3D CAD/CAM | 1 | |||
ワイヤ放電加工機 | MITSUBISHI | 1 | ||
細穴放電加工機 | 1 | |||
スロッター | 1 | |||
三次元測定機 | MITUTOYO | 1 |
会社概要
会社名 株式会社 宮谷精工
所在地 〒731-1515 広島県山県郡北広島町壬生21番地1
代表者 代表取締役 宮谷 祐大
創 業 2014年
設 立 2016年
資本金 300万円
従業員 7名(2024年6月5日時点)
URL https://miyataniseiko.co.jp
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