⽇本初の⼤型ファイバーレーザー加⼯機やレーザートラッカーなど最新鋭設備を導⼊

金田コーポレーション株式会社 (岡山県玉野市)

金田コーポレーション株式会社

■金田コーポレーション株式会社

岡⼭県⽟野市でダクトやタンク・ダンパーなど様々な⼤型鋼構造物の製作や鉄⾻加⼯を得意とし、陸上・海上問わず製作物の輸送まで⼀貫して請け負っている「⾦⽥コーポレーション株式会社」が⼤型ファイバーレーザー加⼯機とレーザートラッカーを導⼊。
最新鋭設備により厚板加⼯と製品検査の対応⼒を向上させました。

■最新鋭ファイバーレーザー加⼯機により 40mm の厚板加⼯体制構築

同社が今回導⼊した⼤型ファイバーレーザー加⼯機は HSG 社製 GV シリーズの「G6025V-B」、12kw のレーザー発振器を備えており鉄・ステンレスであれば板厚 40mm までの切断に対応、アルミや銅もそれぞれ 25mm と 12mm までの板厚に対応し加⼯可能範囲も⻑さ6,000mm×幅 2,500mm のサイズに対応しています。

この加⼯機は同社が有している Co2 レーザー切断機と⽐べて鉄・ステンレスの対応板厚は2 倍、加⼯⾯積は 3 倍、加⼯速度は約 5 倍と⼤幅に加⼯能⼒が向上、さらに最新鋭機として45 度までの開先加⼯機能を有していることから条件によっては後⼯程の取り込みが可能なため、⼤幅な効率化が期待できます。
また今回の板厚 40mm に対応するファイバーレーザー加⼯機の導⼊により、既設の 40mm対応の加⼯設備と組み合わせることで国内での厚板加⼯製品の⾃社加⼯体制が整いました。

■大きくても正確な検査を可能とするレーザートラッカー

加⼯能⼒の強化と同時に同社は品質⾯の強化も図り、⾃社が得意とする⼤型製品の測定・検査のために LEICA 社製の最新鋭レーザートラッカーを導⼊。
これはいわゆる⾮接触の三次元測定機であり、導⼊した「ATS600」最⼤の特徴は測定対象物にリフレクターと呼ばれるものを設置しなくても直接レーザーを当てて測定が可能で、これにより検査業務に掛かる負荷を軽減。
精度に関しても 1.5m〜60m の計測範囲を測定精度±300 ㎛(マイクロメートル)での計測が可能、もちろんリフレクターを使⽤して更に⾼精度な計測(範囲0.8〜80m 測定精度±15㎛)も可能となっています。

■最新鋭設備による受注強化とサービスの事業化検討

今回の設備導⼊により厚板加⼯製品の⾃社加⼯体制が整い、先に構築していたH形鋼加⼯ラインとあわせて国内製作の対応幅を拡⼤、近年の状況から⼤型構造物の海外製作について不安感を持つ顧客の声に対応するほか、⾵⼒発電設備向けの部品加⼯や厚板対応による新たな受注を⾒込んでいます。

また、最新鋭設備を活⽤しレーザー加⼯事業の開始や、ヨーロッパなどに⽐べてレーザートラッカーの普及が遅れている国内での計測サービスの事業化も検討しており、既存事業のメリットや社内の効率化以外の部分でも期待の⼤きな設備導⼊となっています。

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