機械的接合方法とは

機械的接合とは

機械的接合とはネジなどの接合する部品で固定したり、金属素材を加工して組み立てる接合方法です。
その方法にはネジ固定、圧入、焼き嵌め(焼きばめ)、かしめなどがあります。

【ネジ固定】

ネジ固定はあらゆる組立品に使われており、後から分解しメンテナンス等が必要になるものは、そのほとんどがネジ固定を採用しています。
その強度は接合に使われるボルトなどの接合部品によって決まります。

【圧入】

圧入は字のごとくピンなどの差し込み側を相手側の穴など挿入部分へプレスなどで加してれる方法で、穴側の部材と差し込み側の両方で反発しあう力が働くことにより、非常に強く接合される方法です。

【焼き嵌め】

焼き嵌め(焼きばめ)は圧力で挿入するのでなく、穴をもつ部品を加熱することで熱膨張により穴が広がる原理を応用し、広げた穴に軸などを挿入後に冷却することで固着させる方法です。
用途としては、シャフトやギヤの様な回転体の部品に使われます。

【かしめ】

かしめは金属を変形させる「塑性(そせい)加工」を利用し、リベットなどの部品を変形させることで部品同士をつなぎ合わせる方法です。
身近なところではホチキスも同じ様な原理で針を変形させて紙などを固定しています。
かしめは特に薄板同士の板金加工に多用されています。

〇関連記事リンク〇